2021/12/06
生活する上では欠かせないライフラインの一つである電気。
あまり気にせずに、勧められた電力会社で契約をすることが多いかと思います。
しかし、知らずのうちに損をして払い続けているかもしれません。
今回は、新電力の一つである「ニチデン」を取り上げます。
ニチデンは旅行会社H.I.Sの関連会社が提供する電気のサービスで、電気をたくさん使うとお得になる料金プランやH.I.Sでの旅行代の割引など、様々なサービスを展開しています。
まずはその特徴から見ていきましょう。
料金プランが豊富なニチデンですが、特に電気代がお得になるのは電力使用量の多い家庭です。
電力使用量が多い家庭向けのプランである「プライムシリーズ」は業界でも最高水準の料金の安さを実現しています。このプランでは電力使用量によって値段の変わる電力量料金を一律に固定。
そのため、電気を使えば使うだけ電気代がお得になります。
電力使用量が少ない方向けの「ウルトラシリーズ」や電力使用量が多い方向けの「プライムシリーズ」、電気代の一部がNPOなどの団体に寄付される「MUSUBIプロジェクト」、他にも子育てに忙しいお母さん向けの「ママトクプラン」など数多くのプランを提供しています。
様々なプランを提供しているので、それぞれのご家庭に最適なプランを選ぶことが可能です。
ニチデンを展開するHTBエナジーは大手旅行代理店のHISの関連会社なので、電気料金のプランにもHISに関連した商品があるのが特徴です。
HTBエナジーが提供する「HIS旅トクプラン」では、HISのツアーに参加することで電気料金の基本料金が最大4ヶ月無料になります。
他にも、国内・海外問わずHISの旅行代金から一人あたりMAX3,000円引きされる特典も付きます。
このようにHISに関連してプランや特典が充実しているので、旅好きの方にはおすすめの電力会社と言えます。
ここまでの特徴を聞くと、とてもお得で安いと感じると思います。
しかし、注意しなければいけない点もあります。
それは「使えば使うほどお得になる」ことです。 つまり逆に言えば「使わない人にとっては損になる」ことになります。
一人暮らしの平均的な電気使用量は月間で約185kWhと言われています。
30Aで月間185kWhを使用した年間のケースを東京電力と比較してみました。
817.13円×12ヶ月(基本料金)
+
24円×185kWh×12ヶ月(従量料金)
=63,086円
842.4円×12ヶ月(基本料金)
+
19.52円×120kWh+26円×65kWh×12ヶ月(従量料金)
=58,498円
結果から見ると、一人暮らしの上記ケースだとニチデンを利用した場合、
東京電力と比較すると4,588円も損をすることが分かります。
理由としてはニチデンの使用量料金が一律なために、120kWhまでの料金が割高になることが挙げられます。
一人暮らしの方は、電気を契約する際は「安い」という言葉を鵜呑みにするのではなく、
自身が電気をどのくらい使用するのかを踏まえた上で適性の電力会社とプランを選ぶことをお勧めします。
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